ソーシャルレンディングが高利回りの理由
2016.05.26

subimg05設立後の年数がおおむね3年未満の企業、特定の業種、少額の融資資金で良い企業など、収益とは関係ない部分で銀行が融資を嫌う企業は資金調達ができず困ってしまう場合があります。また、銀行からの融資は受けないで新しい資金調達の方法を求めている若い成長企業も多くなってきました。こうした需要に対応して、ソーシャルレンディングというシステムがあります。これは、融資を受けたい企業と、資産運用をしたい投資家を、インターネットを通じて結びつける事業です。このシステムは、銀行などに比べ利回りが良いと言われます。高利回りの理由は何でしょうか。

一般的な貸金業では、融資先に貸付ける資金を他の金融機関から調達している場合があり、資金調達費用としての支払利息が発生して大きな負担となり、貸金業の経営を圧迫するのが実態です。しかし、ソーシャルレンディングの資金は、投資家からの直接の出資ですから、支払利息は発生しません。これは、貸金業の宿命と言って良い経費である支払利息から解放されるという画期的なシステムだと言って過言ではありません。さらに、形態として、いわゆる無店舗経営に近いことも大きな要素です。つまり、インターネットを活用する事業ですから、人件費、店舗費用等の諸経費も大幅に削減することができます。削減されたコストが、融資先への低利率の融資を可能とします。それと同時に投資家への高利率の配当を可能にするわけです。このシステムが、銀行などに比べての、高利回りの理由はこうした一連のシステムの特徴です。

しかし、投資家はリスクを管理することが必要です。投資家が注意しなければならないのは融資先です。元本割れのリスク判断に重要です。このシステムを十分理解して、投資先の情報を十分に理解する必要があります。高利率の配当という理由だけで投資するのは危険です。投資がどのように使われるのか、どのように利益がでて投資家に配当されるのか、しっかり把握しましょう。融資先には多くのものがあり、場合によっては貸倒れなどのリスクがあります。実績のある会社への融資ならリスクは低いですが可能性が無いとは言い切れません。安全性も判断しておく必要があります。ソーシャルレンディングで高利回りを得られる場合は、同時に失敗するリスクも高いです。いわゆるハイリターン、ハイリスクである場合があります。高利回りとリスクの関係を知っておくことが重要です。安全だけれどもリターンに多くは期待できない投資先と、リスクがあるけど高リターンのある投資先があります。これを上手く組み合わせることが大事です。これであれば、平均的な利回りは得ることができます。それでも最近の金融機関の利息は少額で、投資の意味をなさない状況に比べれば、5%前後の利回りは魅力的です。

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